つづきのつづき
・・・


手向山八幡宮から、
山麓を南へ行くと若草山
子どもにはこっちが楽しい
鹿せんべい飛ばし大会もあったりして

残念ながら、今年は中止だけど

ファミリーは、山頂でゴールがいいかも
奈良盆地と生駒山を一望の景観と
鹿とお子さまの写真を記念に
楽しかった奈良旅の思い出いっぱい…
若草山山麓の土産物屋をのぞいて
奈良打物や鹿の角細工にプリクラもある
鹿セーム革は画面の拭きとりに

さて、
大人旅はまだ続く
手向山八幡宮を北へ
って言ったってすぐ目の前
法華堂がある
このお堂は別名、三月堂ともいう
ちなみに
三月堂の向かいにあるお堂は四月堂
安直すぎひん❓😁
四月堂の本名は三昧(さんまい)堂 
法華堂では旧暦三月に、
四月堂では旧暦四月に、
それぞれ法会があるので
三月堂、四月堂と呼ばれるようになったらしい
納得

法華堂に入ろう

東大寺は、どのお堂もそれぞれ
拝観料600円(大人)
大仏殿も、法華堂も、戒壇堂も
東大寺ミュージアムも

法華堂の御本尊は不空羂索観音さま
堂々たる体軀の
ダッカツカンシツ立像だ🤔
ここでちょっとムズカシイことを…🙄
脱活乾漆は天平時代に用いられた手法で
興福寺の阿修羅像なんかも
このつくりかたで造られてる
中が空洞で、漆と布が主原料なので
とても軽く、移動しやすい
が、歪みやすい
漆をたくさん使うため
つくるのはものすごく大変で
平安時代には造られなくなったので
脱活乾漆像→天平仏
天平といえば塑像と脱活乾漆像
金銅仏木造仏あまりない
はい、ハナタカ知識でしたー😤

以前の法華堂を知ってるひとは
日光さん月光さん好きよと言わはるかも
いまは、残念ながら
両菩薩とも三月堂にはお住まいでない
もともと三月堂には
お像の避難場所みたいな役目があったようで
狭いところにゴシャっと
雑多なお像が居並んでた
だけど
日光さん月光さんのお役目は本来
お薬師さまの補佐で
仏の世界ではヒーリング担当
投げ縄の武闘派不空羂索観音さまの横に控えてるのは
ちょっと場ちがい
そんなわけで
日光・月光菩薩はいま
東大寺ミュージアムにいらっしゃる
お会いしたかったら
再開する7月23日まで待つべし

つぎは二月堂に行こう
芝の急なスロープの下に
用具入れかと思うほど小さなお堂がある
それが若狭井という閼伽井
二月堂の修二会がお水取りと呼ばれるのは
若狭井で水を汲むのが行の中心行事だから
若狭井の水は福井から送られてくる

お水がほんまに来るの?と思うけど
そこは秘儀なのできっとそうなんだろう
修二会は下からお松明を見上げるのが醍醐味だけど
ふだんは下から見てもぜーんぜん楽しくない
二月堂はお堂に上がらなくちゃ

サイト案内の画面にある杉は
「良弁杉」といって
東大寺開祖の良弁上人ゆかりの杉
二月堂から見る風景の中に
かならず写り込むランドマークだ
そうそう、向かって右手にある階段を上ると
二月堂の向かいに茶屋がある
そこの行法味噌は
修二会にちなむ二月堂土産
牛蒡の風味がいいちょっと甘口のおかず味噌
お茶屋の毛氈で二月堂を見ながらひとやすみもいいね

二月堂は24時間年中無休しかも無料
(お守り授与所を除く)
いつでも好きな時間に回廊に上がって
いつでも好きな写真を撮ることができる
二月堂からの初夕日
二月堂夕景
手元には夕方の写真しかない。。。
二月堂から見る落日は素晴らしいので
ここで夕日の時刻をむかえるのもいい
この時期、暗くなると
二月堂から大仏殿の裏に降りる道あたりに
ホタルが飛ぶのを見られるかもしれない

夕方まで待つのはごめんだというひとには
すこし遠いけれど
創建当初の東大寺の建物をご紹介

かなり風格のある建物で
去年の転害会で
御鳳輦のお渡りが60年ぶりに復活
御旅所の転害門に御鳳輦が鎮座したんだけど
ことしは、どうなるのかなぁ・・・
転害会は毎年10月5日

転害門に行くまでに
戒壇堂にも寄っていくといいかも
日本史の教科書によく出てくる塑像の四天王さまに会える


東大寺境内の図はこちらをご参考ください



東大寺のお堂は、6月からまた拝観できる
いつ行こうかな
盛りだくさんだもんねー