出雲から西へ
石見国に入る
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これからしばらく
見所はそんなにないけれど
 石見銀山には行っておきたい
その前に
砂をテーマにした美術館
「仁摩サンドミュージアム」に寄って行こう

時はバブルのころ
全国あちこちにムダな箱物ができた
何かしらの「一番」を競って
なんでもいいからつくっちゃえ
その結果
「世界一大きな砂時計」を売りにした
ガラスのピラミッドができた
確かにガラスは砂からできるけどね
「仁摩サンドミュージアム」は
砂と時と環境をテーマにした
メルヘンな美術館
ルーブルのよりもちょっとゴツいガラスのピラミッドが
囲いの中に突き出した
過疎地に似合わぬモダンなつくり
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バブルの置き土産にしては
がんばってる美術館だと思う

世界一の砂時計も健在
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 入館すると
カードかしおりの砂絵を作って
記念に持ち帰ることができる
世界の砂が展示されてたり
鳴り砂を聞くことができたり…
(すぐそばの琴引浜は鳴き砂で有名だから) 
一度覗いてみるにはいい
有料のガラス工芸体験がけっこう人気
海岸+ガラス
ちょっとしたデートコースだよね
だから
広島あたりから
日帰りレジャーの利用が多いよ
島根のひとは広島へ遊びにいき
広島のひとは島根へ遊びにいく
地方あるある

石見銀山は
残念な観光地として名前が挙がることもある
不便なところだし 
そこしか行くところがないから
リピートはけっこうハードルが高い
そもそも
観光地として愉しいところではない
銀山を含む大森の集落は
ひっそりと時代を超えてきたところ
石見銀山は、
狭い「間歩(まぶ)」という坑道と
その中で働いた人たちの思いと
静かに隠れるようにしながら
銀山を支えてきた集落の営みとに
想いを馳せる
そういう世界遺産だから…
銀山の背景を想像できて
明るいだけじゃない時代に共感できるひとは
はまるかもしれない

銀山の入り口大森集落
古くから続く石州瓦の家並みが
その奥にある宝を隠すように
延々と続いている
その距離およそ2.5km
さくっと歩いて30分
あちらこちらの店に寄りながら
写真を撮りながらで
小一時間
大森の町並みと銀山は一体のもの
間歩だけを目的にしてたら
がっかりスポットになっちゃう
山陰線の大田市駅からバスが出てる
自家用車なら
大森の集落の手前でクルマを止めよう
石見銀山はおクルマご遠慮ゾーン 
もともと自動車が入ることを想定していない狭い田舎道だから
地元の人さえ表通りを車で通らないようにしてる
詳しいことはこのサイトを見ると出てるよ
動画もあって勉強になるかも
 
ひと山離れた
石見銀山世界遺産センターにクルマを止めて
そこからバスで移動もいいかもしれない 
どちらにしても
モータリゼーションは集落の入り口まで
あとはのんびり歩いて

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ところどころにカフェや食事処があって
休みながら歩くことができる
歩くのはつらいひとには
ベロタクシーがあるよ
でもね間歩はもっと体力いるよ

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常時公開されてる龍源寺間歩

すごく狭くて足元も良くない
半ば屈んで歩くから
かなり体力消耗


石見銀山をしっかり見ようと思ったら
ガイドを頼むのがいちばん

定時ガイドもあるし
前もって依頼しておけば
ふだんは公開していない間歩にも案内してもらえる
コース案内を見て頼もう

知れば知るほど奥が深い
世界遺産石見銀山
じっくり見ないともったいないよね


 石見銀山を歩いたあとは
山陰屈指の温泉にでも浸かって疲れを癒そうかな
坑夫たちの湯治場にもなっていたという
温泉津(ゆのつ)温泉
温泉津は銀の搬出港だったので
石見銀山とセットで世界遺産に登録されてる
日本でも珍しい世界遺産の温泉だ
きっと石見銀山の代官が行楽しただろう
任官のときにも
ここから大森に入ったんじゃないかな
 近世の海運(水運)は半端なく整備されてた
山陰が地味に豊かなのも
近世、海運で栄えていたから
だから「〜津」には
いまも昔の繁栄の名残が感じられて
どことなく品がある気がする

温泉津が湯治場として開かれたのは
1300年も前のことらしい
湯に浸かるを見た旅僧が開いたという伝説が残ってる
それにしても
湯田の白狐といい
湯郷の白鷺といい
動物に導かれて温泉発見って多いね
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温泉街は古びた雰囲気
「きゃっはー」な玉造温泉とは
ちょっとちがう方向に行ってる
渋い…
泉質も渋い(アルカリ土類含有なのに弱酸性)
泉質塩化物泉
適応症【泉質別適応症】きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、
【一般的適応症】筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関 節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進
禁忌症【一般的禁忌症】病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い、腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期
温泉津の外湯のなかで抜群の人気を誇る
薬師湯
なんと
温泉評価オール5の天然温泉

隣に併設されているカフェがまた渋レトロ
震湯カフェ内蔵丞
温泉津温泉は
泉質は最高だけど湯量はそれほど多くないらしい
だから旅館の数も多くないし
巨大旅館もできず
昔の湯治場の雰囲気が残ったのだろうと思う
(妹が幼いころ湯舟で泳いで湯中りしたことは内緒にしとこう)



旅はさらに西へ
廃線になってしまった風光明媚な三江線を忍びつつ 
江の川の河口江津を通り過ぎ
海水浴場といえば波子(はし)海岸を見ながら
魚の美味しい浜田(それしかないんかい❓) 
西向きの海岸線でどこからでも夕日が綺麗な三隅 
さらに益田を経て
(たぶんこのあたり通りすぎるだけになる)
国道9号(山陰道)は
海岸を離れて山中へ
小京都津和野へと向かう
その後は中国山地のすきまを抜けて山口へ…
知ってる❓国道9号(山陰道)の終点
それは小郡
えーっ 萩は❓❓
・・・
今後も乞うご期待