萩の七化け

言われるように
萩焼は経年変化が著しい
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うちにある萩焼の湯冷ましは
買って20年近く経っているけれど
貫入にすこし色が入りはじめてる
あと20年も経つと
貫入全体に黒っぽい色が入って
渋みを増してくると思う
育てる楽しみが萩焼にはあるんだよね
これ❓
いいものみたいに見えるでしょ
でもヒビが釉薬で塞がれてるB級品
なんと100円だったのだ

もう一つうちにある萩焼をご紹介しておくね
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さっきの湯冷ましとは土の肌合いがちがうけれど
これも萩焼
赤っぽい粗めの土に白い釉薬がどっぷり
というのも萩焼にはある

 基本的に色や絵がないのが萩焼の特徴
そしてもうひとつ
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萩焼の基本は茶道具
お茶碗や湯飲み
形は総じて井戸茶碗型
それが400年続く伝統の形だったりする
萩焼は秀吉の朝鮮出兵に由来を持つ
朝鮮陶工から始まる伝統産業
 
萩焼の窯元はものすごく多くて
そして、それぞれ器に特徴があるから
どこに行けば好みのものに会えるか
分からなくて困るよね
実は
おすすめの期間があるよ
本気で萩焼を買うんだったら
5月1日〜5日のゴールデンウィークに
萩市民体育館で開かれる
萩焼まつりに行くのがいちばん
今年は中止になったので
これは去年のなんだけど…
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こんなふうに窯元が一堂に会する
ここをくまなくまわれば
気に入ったテイストの作家さんや窯元に
出会えるというわけ
そして、後日ゆっくりその窯元を訪ねていけば
たくさんのお気に入りに出会えるかもしれない
5月のゴールデンウィークがおすすめの理由は
もうひとつあって
それは
5月4日と5日に
萩城跡の指月公園で
萩大茶会が開かれるから

100円の湯冷ましを買ったのは
この茶会のときの公園前の直売店
ワゴンセールをやってたんだ
萩焼まつりのときには
あちこちの萩焼店(小売店)でもセールをしていて
掘り出し物もあるかもしれない
・・・来年こそは開かれますように

観光協会のサイトでも
地域別に萩焼の紹介をしてるよ
 
窯元でなくても
萩焼店の店頭でふと手にとった萩焼を
思い出に買って帰るのもいいよね
 
家人が長州人なので
少なくとも年2回は必ず山口に帰省する
長州(周防含む)の人は
議論好きで理屈こねで
そのくせ向こう見ずに実行力があって
しかもいったんやりはじめたら頑固
見ていてもそうなんだけど
話に聞いていても
だいたいそうらしい
(松陰先生がまさに長州人)
その気質は地形から来ているのでは❓と思う
瀬戸内と日本海と両方に面していて
2日あれば歩いて行き来できる
どうかすると1日で往来してた
(今でも、信号5つで瀬戸内から日本海に行けるもんね)
だから
 瀬戸内と山陰の両方の気質が混ざり合ってるし
お互いに理屈で相手をやり込めようとする気風が
生まれたのではないかと
そんな想像をしてる
何にも考えず至って能天気な安芸人から見ると
長州人はちょっとメンドクサイ

萩焼400年が一堂に会する萩市民体育館を見て回ると
かたくなな伝統もあり
 素朴なしなやかさもあり
でも
「絵付けだけはしない」みたいなこだわりあり
「いやいや、絵でもなんでもOKでしょだけどちょっとだけ」
みたいな
冒険するけど控えめなところあり・・・

長州気質もすこし感じられて
とても面白い
だから、本当に短い期間だけれど
5月1日〜5日の
「萩焼まつり」
一押し

萩焼はちょっと好みでないかも❓
それなら
萩ガラスという土産物もある
郊外の笠山に行ってみよう
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上の端の半島が笠山
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ガラスに興味がなくても
笠山はぜひ訪れてほしいところ
とても小さな火山で
火口にも降りられるし
風穴もあるし
汽水の堰き止め湖まである
小学校の修学旅行で
山口と萩と長門に行ったんだけど
明神池だけやたらと覚えてる
観光協会のサイトでは
笠山をひたすら遊び尽くしてるから
見てみてほしい

笠山の玄武岩をガラスに使うんだけど
この玄武岩
日本海岸にはかなり多い
この先でご紹介する予定の
「角島」にも
玄武岩の柱状節理があるよ
玄武岩ガラスの器
緑色で綺麗だよね

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ラムネの瓶の色っていう感じ


萩は日本海に面しているから
日本海の魚が美味しい
漁港直結「萩しーまーと」には
魚屋がたくさん入っている
やっぱり甘鯛と雲丹がおいしい
瀬付きアジというブランドアジもある
 食事処も3軒入ってて
海鮮丼はどこもやっぱり美味しいよ

日本海庶民的な魚
金太郎と平太郎
初めて聞いたときにはなんじゃいなと思った
金太郎はヒメジのことで
平太郎はオキヒイラギ
金太郎はとても美味しいけれど
骨がちょっと硬い
萩しーまーとで小さめの丸干しや開きを売ってる
骨が硬いのですこし高めでも開きがおすすめ
食事処でも刺身や炙りが食べられる
(季節によるかも)
小さくて手間がかかるから
それなりのお値段だけど絶対に美味しいよ
 
平太郎は丸干しをチョイと炙って丸かじり
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おいしくてカルシウムもたっぷり
萩だけでなく隣の長門でも
さらには
宇部のゆめタウンにも売ってる
 庶民のおやつ

井上商店の
ソフトふりかけ「しそわかめ」 も
ご飯のお供の定番
 山口の人は
信じられないぐらい大量のしそワカメをご飯に混ぜる
でも、これが美味しい
井上商店のしそわかめは
奈良でも買えたりするので
とにかく大量にご飯に混ぜておにぎりに…
美味しいよ

萩といえば夏みかん
そしてその夏みかん色のガードレールが
山口県の県道の合図
だから
山口には黄色いガードレールの道が多い
どうして夏みかんが栽培されるようになったのかは
こちら

明治の変革は大きかったんだね
萩の名物夏みかんのお菓子は
やっぱり光國本店の夏蜜柑丸漬(1200円)
写真
ただし他に卸していないらしいので
直接お店に行くしかない
電話かFAX注文がいいみたい
似たようなお菓子は結構あるよ
道の駅「萩往還」でも買える
夏みかんのお土産菓子は
町なかよりも道の駅のほうが充実してる
そして美味しい
夏みかんフィナンシェがいちばんのおすすめ


さて
このまま日本海側を通って
下関まで旅を続けようと思う
つぎは長門(ながと)だね
仙崎は魚と蒲鉾と金子みすゞのふるさと
長門には温泉と角島があるよ
長い旅になりそうだなー