近くの小学校では
運動会が近いらしく練習に余念がない
秋ではなくて
この時期に運動会をする学校が増えたけれど
熱中症のリスクはあまり変わらないように思える
とはいえ
屋外で過ごすにはいい季節だよね


遠縁が奈良に来るというので
明日香あたりで希望の訪問地を聞いたら
「石舞台」や「石」という
石舞台、やっぱり人気だなぁ
とりあえずみんな知ってるもんね
クルマでパパッと行くつもりだから
石舞台古墳に
亀石、鬼の俎・雪隠、猿石方面か、
酒船石、亀型石造物方面か…
ミステリアスな石は魅力いっぱい


ブログのタイトルにはついているのに
しばらく古代史の話から遠ざかってた
看板偽りありだね
せめて
推しスポットとその回りかたを
紹介しておこうと思う


近鉄電車のサイトに行くと
ハイキングルートの参考になる
「てくてくマップ」(PDF)が手に入る
「てくてくマップ」で検索するといいよ
奈良だけでも38コースあって
目移りするなぁ…
その中の「奈良ー22」甘樫丘〜板蓋宮跡を
ダウンロードしよう
てくてくマップって
手書きで味があっていいけれど
分岐点なんかはすこしわかりにくいので
Googleマップなんかも見ながら歩いてね
道まちがってもすぐに修正できるよ

起点は橿原神宮前がいい
電車の本数が多くて
コンビニもある
すぐに歩き始められるから
時間のロスも少ない
コンビニで袋スイーツを買っておくと
甘樫丘展望台で充実したブレイクになるよ
展望台はゴミ箱完備🗑️だから👍

橿原神宮前から甘樫丘までてくてく👣
しばらく交通量が多い道を歩くよ
剣池(石川池)の横から住宅地を抜け
古い集落を通って和田池に出るあたりが
ちょっとわかりにくいかも?

和田池は農業用ため池で
野鳥も多くて
夕方にはカワセミが羽を休めていたりする
いかにものどかなところ
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飛鳥時代にはため池はなかったと思うけれど
遠くに見える金剛山と葛城山の眺めは
昔から変わらないはず
和田池はすこし高いところにあるから
小墾田宮あたりも見通すことができるよ
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古宮土壇の一本木は
和田池から見えたっけ…
覚えてない
すみません💦

和田池を抜けて
豊浦の集落はこぢんまりしてる
甘樫坐神社で盟神探湯が行われていたけれど
最近はどうだったか…
コロナとかなんとかで
祭事も中止になったりしてるからねぇ?
地名に残っているとおり
このあたりが
推古天皇時の豊浦宮だったことは
ほぼ間違いないらしい
いまはひっそりと
時間の流れの中に沈んだような集落
ここが政治の中心地だったなんて…
(てことは、日本の中心)
ま、その当時は政治といっても
蘇我馬子や厩戸王とかが
推古天皇の御坐す御簾の前で
あれはこうしましょう
このひとに任せましょう
なんて
こまごま話し合っていただけなのだと
思うのだけど

甘樫丘の登り口近くに
トイレと自販機の並んだ休憩所があるので
一休みして丘に登ろう
甘樫丘展望台までは
ゆっくり歩いて15分
沿道は万葉の植物路になっていて
これからの季節は
ホタルブクロやアジサイが咲き
ノイチゴの赤い実が隠れ
小さな池にはスイレン(ヒツジグサ)が
白い花をつける
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登り口からほど近い緩やかな坂の右手
すこし開けたところには
飛鳥時代以前の遺跡なんかもあって
甘樫(おいしいどんぐり)の名が示すとおり
古くから豊かな土地だったらしい

甘樫丘展望台から
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西には畝傍山と遠く二上山葛城山

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東には飛鳥寺と飛鳥の集落

甘樫丘は蘇我氏のテリトリーだった
甘樫丘東麓遺跡は
蘇我蝦夷の屋敷跡?と見られてる
大王家からすれば
言ってみればひとの家の裏山で
現在みたいに散策路が整っているわけでもなく
警護するにもめんどくさそうだから
国見をするのにお気楽に登るというわけには
いかなかっただろう
だからか
飛鳥川を挟んですぐお隣の雷丘に登って
国見をしたという記録があるらしい
雷丘って
ものすごく小さくて
ふもとを衛士で取り囲むのも容易いし
低くて上りやすそうだし
かたちだけの国見には
ほんとうにお誂え向きだと思う
とはいえ
道もろくに整備されていないような土山に
現代人がわざわざのぼる必要はない
これね雷丘、なんて
甘樫丘展望台から眺めておけば充分なんだけど
なぜか椿の木とか邪魔になって
よく見えないんだよね
三輪山方面の見晴らしもよくない🤨

さて
てくてくマップに従うと
飛鳥寺方面へ向かうらしい
じゃあ、途中
水落遺跡を見ておかないとね
…と、
ちょっと長くなってきたので
続きはその②ということで…
☕️