あちこちのお寺が
花の御寺を名乗るようになったのは
いつぐらいからだろう
平成の初めの頃は
諸寺これほど花々しくも
なかったような
気がするのだけど
SNS「映え」が広まって
堂宇は格好の映えスポット
そこに花が加われば
とうぜん参拝者も増えるよね
文化財の維持費に苦しむ社寺にとって
季節の花々は救世主なものかも
初瀬のぼたんは
なんと
千年もの歴史を持つという
詳しくは

大国の唐から
東海の小国にいます観音様を
拝むはなぜ?ということは
置いておいて
すでに遣唐使が絶えていた頃
瀬戸内の海賊領域を抜けた明石の浦に
船が着くところなんて
けっこう興味深い話ではある
牡丹の種、きっと非正規に輸入したんだよね
さて
その「ちょーゆうめい」なぼたん
土日ともなると
ひとが多すぎてしんどいので
平日の朝がいい
入山は朝8時30分〜
毎年たいてい
4月第3週の土曜日から
ぼたんまつりをやっているけれど
牡丹が見頃になるのは
だいたい4月第4週あたりから
今年は、来週ぐらいが
いいんじゃないかな
駐車場は川に沿って
仁王門よりちょっと上の方へ
わりあい広い駐車場があるけれど
牡丹の時期は
平日でも
午前中には満車になるので
朝イチがとにかくおすすめ
途中一方通行の道があるので
注意が必要
駐車料金は500円
20日水曜日
お天気がよかったので
すこし早いのは承知で行ってみた
天気予報によると
来週のお天気は
すっきりしない模様だから
午前9時前
ちょっと出遅れた…
牡丹だけ見るのなら
500円で入山
本堂御本尊の特別拝観は別途1000円
観音さまの御御足に触れてお参りできる
(薄紙越しだけど)
五色線の腕輪をいただける
さらに
本坊大講堂の特別拝観別途500円
ぜんぶで2000円のところ
セット券は1700円
わらしべ長者の観音さまだよ
セット券行くでしょ
早い時期は赤系の花が多い
花弁の枚数が少ないのもいいねぇ
枝垂れ桜がわずかに残ってた
登廊わきにある御衣黄
まだ赤くなってない
ここには宗宝蔵があって
この時期開扉してる
国宝の銅板法華説相図も展示中
長谷寺のルーツ
大手毬も咲き始めた
八重の関山は散り落ちて
思わぬところに花を咲かせる
(これ、カナメモチ)
本堂に行こう
御本尊の十一面観音さま
まずはお外から
神社では拝殿にあたる舞台造の礼堂
床青紅葉とびんづるさん
牡丹の鉢植えが置かれてる
正堂から礼堂を見る
かつて
この礼堂にお籠りしてたんだと思う
山内には石楠花も多い
ちょうど見頃だったよ
五重塔
桜も見える
お守り授与所の向かいには
自販機とベンチ
そろそろ冷たい飲み物が欲しい季節だよね
本坊前からは本堂がよく見えるよ
この辺りもちょっとした牡丹園になってる
白い牡丹がなかなか
本坊は大正の建築
欄干に宝具の意匠なんかあって
とってもいいんだよ
野村猩々(カエデ)の新芽が赤い
床紅葉
大講堂には
大観音さまの写し絵がある
でかい軸なので
半ば寝かせるように置かれてる
こちらでは
和紙の肌守りが授与される
(300円)
疫病除けにもなるんだって
かめさんびきは
スマホケースの内側に入れてるよ
長谷寺のぼたんはいま三分咲き
来週が良さそうだけど
ゴールデンウィークもきっといい
今年の花は
図ったように休日に見頃だね
だから

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