この時期に
似たようなことを書いた気がするけど
久米寺の歴史はかなり古い
来目皇子に由来するというのは
半ば伝承かもしれないけれど
空海が渡唐前に修行した
久米の道場というのは
おそらく久米寺のこと
この地にはもともと
東漢氏の別宅があったとか
経典だけでなく
入唐に必要な雑学の書物や
唐のことばを話す人物が
久米寺にはあったんだろうね
何かとメンドクサくて
伝染病もあった平城京より
捨てられた飛鳥や藤原京郊外の
久米道場を選ぶあたり
超人空海らしい感じがする
平安時代あたりには
久米寺は
空海が開削したという益田池に
面していた
長い月日のうち
益田池はほとんどなくなり
(流れ込む土砂で埋まってしまったのだと思う)
江戸後期の大和名所図会には
益田池の由来と碑文だけが載っている
久米寺は絵も描かれていて健在
規模は今とほぼ変わらない
仁和寺から移築したという
室町時代に建立された多宝塔も
描かれているから
栄枯盛衰あったというよりは
久米寺はずーっと
だいたいそんな規模で
変わることなく
千三百年続いてきたのかもしれない
昨今の花手水や
変わり御朱印やといった
ほのかに商売気が見え隠れする
(法隆寺がクラファンするぐらい
どこも維持費に苦労してるからねぇ)
寺院とちがって
久米寺はやる気がない
境内は
橿原神宮と白橿方面をむすぶ通り道に
なっていて
参拝しないで通過していく人のほうが
お賽銭をあげて手を合わせる人よりも
多いぐらい
数年前にあった
仏像などに油をかけられた一連の事件で
久米寺の金剛力士像も被害にあったけど
一段高い仁王門を潜らなくても
仁王門の横が駐車場になっていて
そこからのほうが
まっすぐ本堂が見えたりする
そんなゆるい久米寺だけど
年に数回やる気を感じることがある
いまはコロナで中止になってる
練り供養と
6月のあじさい園開園
練り供養は
大人の事情で
もう復活しないかもしれない
あじさい園は
今年は例年通り開園してる
400円でミニタオル付き
あじさい園に入るときには
虫除けマスト
歩いているぶんには
そこまでじゃないけど
写真を撮ろうと立ち止まったら
瞬間に襲われる
アジサイはとってもきれいだよ


杉の木立の下なので
あじさい園は薄暗い

進めない

とくに蚊が多い


ただ
できたら晴れの午後がいいね
午前は完全に逆光で
塔の陰影が濃すぎるし
アジサイの色が残念

後ろはでっかいプラスチックのゴミ箱
やっぱりあんまりやる気はない
久米寺らしくていいね

ちょっとジャングル気味だけど

杉の木立の下なので
あじさい園は薄暗い

ときには
あじさいをかき分けないと
あじさいをかき分けないと
進めない

池のそばは
とくに蚊が多い


ただ
できたら晴れの午後がいいね
午前は完全に逆光で
塔の陰影が濃すぎるし
アジサイの色が残念

花手水がある❓
後ろはでっかいプラスチックのゴミ箱
やっぱりあんまりやる気はない
久米寺らしくていいね
もしかして
土日は売店が出るかもしれない
あじさいハンカチとかの
土産物が置かれた台が
本堂の横にスタンバイしてた
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